2005-01-01から1年間の記事一覧

ゴミ事情、セキュリティ事情

ノッティンガムに来たとき、街がゴミだらけなのに閉口した。ヨーロッパの街は総じて汚い。汚いという事実より、人々-その殆どが若者だが-が平気でゴミを捨てながら道を歩いている姿に落胆したものだった。 ゴミは定期的に回収に来る。頻度はよくわからないが…

ティーバッグ

卒論のために紅茶の喫茶習慣に関するアンケートをイギリス人と日本人双方にお願いしている。紅茶を日常的に飲むイギリス人はマグカップとティーバッグで簡単に飲む一方、日本人は紅茶を飲むことでイギリス趣味を楽しむという、非日常的世界を演出するために…

ノッテインガム大学

昨日イギリス大手デパート「マークス・アンド・スペンサー」の就職説明会がノッティンガム大学の「サー・クライブ・グランジャー・ビルディング」で催されたので行って来た。ノッティンガム大学はノッテインガム市中心から3マイル西にある。丁度バーミンガム…

パリ暴動はイギリスには波及していない

移民の若者の感電死事件以来のパリの移民差別反対の暴動はドイツなどにも波及して、ヨーロッパ中が騒ぎになっているが、今のところ、イギリスには波及していない。 先日、ドイツほぼ全土とパリを訪れて、それぞれの国での移民たちの状況は肌で感じて来ていた…

これは何に見えますか?

卒論とコンテストの締め切りが重なって、大変な思いをしている。片やエジプト、片やアフタヌーンティについて、自分独自の視点で捉えて、かつそれをわかりやすく視覚的に伝えなければならない。ファッションデザイン学科では、この学期はコンテストに応募し…

ヴェテランズ・デイ(退役軍人の日)

ピンボケ写真で申し訳ないが、ここはノッティンガムの2大ショッピングセンターの一つ、ヴィクトリア・センター。おじさんが赤い花を売っている。 この時期、皆が胸に赤い花をつけていて、何だろうとマーガレットに聞いたら、ヴェテランズ・デイ(退役軍人)の…

レース・デイ

ノッテインガムシャー・レース・ソサエティは2ヵ月に一度、メンバー交流会「レース・デイ」を開催している。会場はいつも市の中心マーケット・スクエアからバスで10分のマパリー地区の教会のホールである。簡単な議事報告に始まり、昼休みを挟んで午後には毎…

午後3時50分

授業が終わって外に出ると、雨が降っていた。ここ毎日雨である。マーガレットによれば、この季節は雨が続くのだそうだ。今午後4時過ぎだが、雨のせいもあって薄暗い。しかし雨が降ると気温は上がり、ジャケット一枚で外を歩くことが出来る。薄暗いのはうれし…

台所事情

イギリスの電圧は240V。日本よりずっと強く、そのためか電熱調理器具が発達している。私の家でも、ハウスメイトの男の子達がオーブンを使いこなして自炊をしている。お湯を沸かすのにはケトル(電気ポット)を使う。ケトル内部の金属が加熱して水を直接加熱す…

大英図書館はアナ場です

大英博物館がリニューアルした時に、蔵書部門が独立して大英図書館が発足した。大英博物館から北に徒歩約10分、セント・パンクラス駅のすぐ横にある。中のギャラリーには、「マグナ・カルタ」の原本とか、シェイクスピアの初版本、ビートルズの楽譜など、か…

大英博物館 イギリスでエジプトについて学ぶ。

大学の3年生の前期の課題は、コンテストに応募することである。この時期、学生向けに沢山のコンテストが開催され、その中から自分で好きなコンテストを選び、スケジューリング、リサーチ、全て自分でマネージし、そこから自分のデザインを広く社会に問う能力…

季節のご挨拶

街は至るところクリスマスムードでいっぱいだ。カード贈答が盛んなイギリスではスーパーでもニュースエージェントでもカードを売っている。 さて、カードの文面だが、seasonal greeting「季節のご挨拶」と書いてあるものをよく見かける。多民族国家イギリス…

テスコの匂い

イギリスで暮らしていて、一番ほっとする場所は、スーパーの洗剤売場かもしれない。洗剤の清潔な匂い、「お母さんの匂い」、洗濯したてのシーツの中に横になる安心感、これぞノスタルジーである。 日本では見かけない製品もある。硬水でアイロンを傷めないた…

曇り空も、イギリスらしくて安心したりする

ここ2日程、寒い日々が続いている。曇り空はどんよりと重く、でもそれが赤煉瓦の建物をかえって引き立ているようだ。 「霧の都ロンドン」とはよく言うが、ロンドン在住でない私は霧のロンドンを見たことがない。霧は多分冬場のテムズ川の川霧と、産業革命時…

冬時間

10月30日、いつものように図書館でパソコンに向かっていると、画面の時計が1時間遅れている。あれえ、ここにはもう3時間いたんじゃなかったっけ?もしや、冬時間?緯度の高いヨーロッパでは、日の短い冬に合わせて時間が一時間早くなる。それも、いつの間に…

突然ロンドンに行った

火曜日に、突然ロンドンに出掛けた。午後授業があると勘違いしていたら、無かったので、行かれないと思っていた大英博物館でのエジプト文化についての講演に遅刻ながらも行けることがわかったからである。この講演は、エジプトがテーマのファッションコンテ…

紅葉とスケッチブック

ヨーロッパの紅葉は主に黄色くなる。パリの公園も、ライプチヒの公団アパートの庭も黄色くなっていた。ノッティンガムでも落葉が目立って来た。この時期は学期の始めで、大抵今期のプロジェクトのアイデア・リサーチをしているので、アイデアのモチーフとし…

クリスマスセール

イギリスではクリスマスセールは10月頃から始まる。街頭に大きなクリスマスツリーが飾られ、スーパーにはクリスマスケーキや洋酒、雑貨屋にはクリスマスオーナメント、文房具屋にはクリスマスギフトラッピングがずらり店頭に並ぶ。ちょっと早すぎるように思…

自動販売機のサンドウィッチ

図書館の3階、ベースマネジメントセンターのロビーに軽食の自動販売機がある。お金を入れて指定の番号を押すと、商品がぐるりと回って、取り出し口に落ちてくる。案外、トラブルは少ない。盗難の危険があるので、日本のように屋外に設置してあることは無い。…

テスコ・ヴァリュー

この写真のラザニア、500グラム入りで60円弱。我が町ノッティンガムのメインのショッピングセンターにあるスーパーマーケット「テスコ」で購入した。イギリスは物価が高い、が、よく探せば安いものもある。食品、子供服等は最大17.5%の付加価値税がかからな…

煉瓦・フェティッシュ

イギリスに来てからというもの、れんが、石畳から目が離せない。さすが、石の文化と謂れる所以だ。日本だと素焼きの赤煉瓦位だが、こちらに居ると、釉薬仕上げ、黒っぽいもの、白っぽいもの、そして古びて白く石灰を吹いたものとか、実にいろんなテクスチャ…

ミュリエル

ボビン・レースの仲間、ミュリエルはしばらく前から癌で闘病を続けている。夏休み明け、暫く振りにレースのクラスに顔を出したら、ミュリエルも久し振りだったらしく、先生のマーガレットが飛び付いてハグしたのだった。大腸癌が他の臓器にも転移して、手術…

チョーサービルディング

今朝の卒論の授業はチョーサーという建物の224号室であった。この建物、口の字型の建物で、斜面に立っているので入口によって違うフロアに出てきて、いつも迷ってしまう。因みに、イギリスでは斜面に建っていて入口によって違うフロアに出る建物は多い。部屋…

ベル・イン

学校の帰りに、時々このパブに立ち寄る。この街に古くからあるパブの一つで、入口を入ると鰻の寝床状に廊下が続き、左右にいくつかの部屋に分かれている。この廊下の石の床、真中が摺り減って凹んでいて、この建物の古さが分かるのだ。ノッティンガム大学の…

フリーダ・カーロの絵は小さかった

この夏、テートモダンではフリーダ・カーロ展をやっていた。大作「二人のフリーダ」を始めおなじみの作品に水彩画など、イギリスで見られたのはラッキーだった。さて、胸を打たれたのは「絵が小さかった」こと。彼女の生涯はポリオの罹患、交通事故とその後…

ダーリン

このあたりのワーキングクラスの人々は「ダーリン」という呼び掛け言葉を良く使う。行き付けのワーキングクラス居住地スネイントンの生地屋のおにいさん、大学の警備員のおじさん、スーパーマーケット「テスコ」のレジのおばさんなどから、「あなた」とか「…

スピード違反

7月半ばに両親が来英してレンタカーでドライブ旅行をした。その時、エジンバラの南辺りでスピード違反をやらかした。速度制限30マイルのところで、わずか10マイルオーバーをカメラに撮られてしまったのである。 で、罰金60ポンド(約1万2000円)と3点減点。 ま…

マルクト広場にモダニズム建築

以前ドイツの町は、旧市街とショッピング街(新市街)が離れていてよろしかったと書いたが、ここブレーメンでは、ラートハウス(市庁舎)に隣接したモダニズム建築が美しかった。何故なのか、良くわからない。多分モダニズム建築としての完成度が高いからと思う…

スカ進化論

スカは原始的な音楽で、魚で言えばサメのようなものだと思っている。最初スカバンドとして活動を始めても、スカコアになり、段々ロック化していくバンドが多いからだ。レピッシュとか、ノーダウトとか。ブームも最初スカバンドだったらしい。頑固に進化しな…

ハンブルク駅

ハンブルクは大都市だった。治安の悪い所もあるのだろうが、大きいためツーリストの行く所からは離れているので、不愉快な思いをしなくて済んだ。フランクフルト、ミュンヘンなどドイツの大都市は、ショッピング街と旧市街が分けられていて、ツーリストは旧…