台所事情

megumimaginery2005-11-10

イギリスの電圧は240V。日本よりずっと強く、そのためか電熱調理器具が発達している。私の家でも、ハウスメイトの男の子達がオーブンを使いこなして自炊をしている。

お湯を沸かすのにはケトル(電気ポット)を使う。ケトル内部の金属が加熱して水を直接加熱する。500ml位だったら、1分とかからない。気軽にお湯を沸かしては、紅茶を飲むのである。日本では沸騰ポットが普及しているが、こちらのケトルは本当にあっという間にお湯が沸くので、その都度沸かす、という具合だ。紅茶には、沸騰直後の高温の水が望ましく、沸かし直した水は良くないそうなので、その意味でもケトルは理に適っている訳である。

写真のコンロとやかんは、ノッティンガムと隣接するイルクストンのコミュニティセンターのものである。この手のコミュニティセンターや、教会のキッチンには大きなやかんがあるが、実際使っているのかどうかはよくわからない。紅茶を大量に入れるためにポットのかわり使われているところは見たことがある。

ここのこんろはガスこんろである。ガスコンロの家もたまに見かけるが、電熱のところが多いように思う。ガスは暖房に多く使われる。ボイラーで沸かしたお湯をパイプに通して加熱するセントラルヒーティングシステムで、ラジエーターという。冬場はこのためのガス代がかさむ。