2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

紅葉とスケッチブック

ヨーロッパの紅葉は主に黄色くなる。パリの公園も、ライプチヒの公団アパートの庭も黄色くなっていた。ノッティンガムでも落葉が目立って来た。この時期は学期の始めで、大抵今期のプロジェクトのアイデア・リサーチをしているので、アイデアのモチーフとし…

クリスマスセール

イギリスではクリスマスセールは10月頃から始まる。街頭に大きなクリスマスツリーが飾られ、スーパーにはクリスマスケーキや洋酒、雑貨屋にはクリスマスオーナメント、文房具屋にはクリスマスギフトラッピングがずらり店頭に並ぶ。ちょっと早すぎるように思…

自動販売機のサンドウィッチ

図書館の3階、ベースマネジメントセンターのロビーに軽食の自動販売機がある。お金を入れて指定の番号を押すと、商品がぐるりと回って、取り出し口に落ちてくる。案外、トラブルは少ない。盗難の危険があるので、日本のように屋外に設置してあることは無い。…

テスコ・ヴァリュー

この写真のラザニア、500グラム入りで60円弱。我が町ノッティンガムのメインのショッピングセンターにあるスーパーマーケット「テスコ」で購入した。イギリスは物価が高い、が、よく探せば安いものもある。食品、子供服等は最大17.5%の付加価値税がかからな…

煉瓦・フェティッシュ

イギリスに来てからというもの、れんが、石畳から目が離せない。さすが、石の文化と謂れる所以だ。日本だと素焼きの赤煉瓦位だが、こちらに居ると、釉薬仕上げ、黒っぽいもの、白っぽいもの、そして古びて白く石灰を吹いたものとか、実にいろんなテクスチャ…

ミュリエル

ボビン・レースの仲間、ミュリエルはしばらく前から癌で闘病を続けている。夏休み明け、暫く振りにレースのクラスに顔を出したら、ミュリエルも久し振りだったらしく、先生のマーガレットが飛び付いてハグしたのだった。大腸癌が他の臓器にも転移して、手術…

チョーサービルディング

今朝の卒論の授業はチョーサーという建物の224号室であった。この建物、口の字型の建物で、斜面に立っているので入口によって違うフロアに出てきて、いつも迷ってしまう。因みに、イギリスでは斜面に建っていて入口によって違うフロアに出る建物は多い。部屋…

ベル・イン

学校の帰りに、時々このパブに立ち寄る。この街に古くからあるパブの一つで、入口を入ると鰻の寝床状に廊下が続き、左右にいくつかの部屋に分かれている。この廊下の石の床、真中が摺り減って凹んでいて、この建物の古さが分かるのだ。ノッティンガム大学の…

フリーダ・カーロの絵は小さかった

この夏、テートモダンではフリーダ・カーロ展をやっていた。大作「二人のフリーダ」を始めおなじみの作品に水彩画など、イギリスで見られたのはラッキーだった。さて、胸を打たれたのは「絵が小さかった」こと。彼女の生涯はポリオの罹患、交通事故とその後…

ダーリン

このあたりのワーキングクラスの人々は「ダーリン」という呼び掛け言葉を良く使う。行き付けのワーキングクラス居住地スネイントンの生地屋のおにいさん、大学の警備員のおじさん、スーパーマーケット「テスコ」のレジのおばさんなどから、「あなた」とか「…

スピード違反

7月半ばに両親が来英してレンタカーでドライブ旅行をした。その時、エジンバラの南辺りでスピード違反をやらかした。速度制限30マイルのところで、わずか10マイルオーバーをカメラに撮られてしまったのである。 で、罰金60ポンド(約1万2000円)と3点減点。 ま…

マルクト広場にモダニズム建築

以前ドイツの町は、旧市街とショッピング街(新市街)が離れていてよろしかったと書いたが、ここブレーメンでは、ラートハウス(市庁舎)に隣接したモダニズム建築が美しかった。何故なのか、良くわからない。多分モダニズム建築としての完成度が高いからと思う…

スカ進化論

スカは原始的な音楽で、魚で言えばサメのようなものだと思っている。最初スカバンドとして活動を始めても、スカコアになり、段々ロック化していくバンドが多いからだ。レピッシュとか、ノーダウトとか。ブームも最初スカバンドだったらしい。頑固に進化しな…

ハンブルク駅

ハンブルクは大都市だった。治安の悪い所もあるのだろうが、大きいためツーリストの行く所からは離れているので、不愉快な思いをしなくて済んだ。フランクフルト、ミュンヘンなどドイツの大都市は、ショッピング街と旧市街が分けられていて、ツーリストは旧…

ドイツの郵便局は黄色かった

ドイツの郵便局は黄色くて、角笛(ホルン)のマークがついている。日本の郵便局は赤いし、イギリスのロイヤルメイルも赤いから、最初は何だかわからなかった。ブレーメンの宿を探す時、ネットの情報では「郵便局の角を曲がって」とあったが、黄色い郵便局にぴ…

ガルシア・マルケス「十二の遍歴の物語」

十二の遍歴の物語 (新潮・現代世界の文学)作者: G.ガルシアマルケス,G.Garc´ia M´arquez,旦敬介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見るガルシア・マルケスの短編集。「百年の孤独」は途中…

アングロマニア

ヴィヴィアン・ウェストウッドですかあ?もとい、卒論のタイトル候補。日本人のイギリス・フェティッシュを検証し、ある文化が他国に輸入される歳、如何に変容するか、或いは保存されるかを特定するってのがお題である。例えば紅茶。今時のイギリス人はマグ…

ドイツのロックバンドは何故英語で歌うのか

週末になるとどの町でもマルクト広場にステージが設けられて、何故かヘビメタ系ロックバンド(何故かメンバーはおじさんばかり)が演奏している。ボンではベートーヴェンの銅像がステージの影で所在無げにしていた。どのバンドのヴォーカルのおじさんも、ダミ…

幸せの王子

いわずと知れたオスカーワイルドの短編。金めっきの王子様は、自身のうわべに貼ってある金と宝石を貧しいものに与えて死んでしまう、日本では道徳の教科書でお目にかかるお話です。ワイルドはお墓の下でびっくりしていることだろう。さて、この王子様はベル…

1ユーロショップ

リューベックでソーイングセットが欲しくて1ユーロショップに駆け込んだ。ひと昔前の100円ショップのような品揃え。イギリスにも1ポンドショップがあるが、これも似たようなもの。1ユーロ135円前後、1ポンドは200円位なので、割高ということだ。しかし、ここ…

ノルトゼー

ドイツ、オーストリアならどこに行ってもシーフードファストフードの「ノルトゼー」がある。路面に面してサンドウィッチなどテイクアウェイのカウンターと、中にはカフェテリアカウンターがあって、イートインのディッシュを注文することが出来る。基本的に…

パリ-ドイツ

ドイツ旅行では現代アート系は殆ど見られなかったが、何としてもヨーゼフ・ボイスだけは観たかったのでした。結局、最後の宿泊地、ケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館での企画展「キリストの光景」で一点だけ、彼のアイコンであるフェルトの十字架を観る…

ノイシュヴァンシュタイン城

言わずと知れたドイツ旅行のハイライト。ディズニーのなんとか城のモデルになったというメルヘンちっくな城だが、実は「究極の引き篭もり部屋」である。ルートウィッヒ「狂王」II世は、権謀術数うごめく宮廷から逃れるための城を20年近くの歳月をかけて建設…

パリコレクション

学校の遠足でパリコレを観に行った。招待状も無く、プレスでも無いのでhttp://modeaparis.comというサイトから場所と時間を調べて会場に行ってだめもとで並ぶのだ。それでも若手のブランドなら30%位の確率で観られました。有名ブランドにはまず入れないが、…

北ドイツ

ドイツと言えば、ロマンチック街道とかライン川とか中南部が脚光を浴びるが、北ドイツも良かった。人がびっくりするほど親切なのだ。とおりがかりの人同士はじめるすぐ話しはじめるし、私にも強引にドイツ語で話かけて来る(笑)。ハーメルンでは名物のねずみ…