マルクト広場にモダニズム建築

megumimaginery2005-10-20

以前ドイツの町は、旧市街とショッピング街(新市街)が離れていてよろしかったと書いたが、ここブレーメンでは、ラートハウス(市庁舎)に隣接したモダニズム建築が美しかった。何故なのか、良くわからない。多分モダニズム建築としての完成度が高いからと思う。違う時代の様式が混ざり合うことは決して悪いことではないはずだ。古い教会等はロマネスク様式の回廊ととゴシック様式のホールが合わさっていることなど、しょっ中なのだから。要は、その建築が「丁寧に建てられた」かどうかが大切なのだろう。建築はお金のかかるプロジェクトだから、古今東西バブルな時代に優れたものが建設される例は多いが、粗製乱造の粗悪建築も多い。最近「失楽園都市」

という本をずっと読んでいて、このような論理を思いついたのだが、この本1995年発行なので、ネット社会の隆盛やNY同時多発テロの時代の分明論には言及されていない。この著者だったら、どんなことを書くんだろう。この本、面白いですよ。