ミュリエル

megumimaginery2005-10-26

ボビン・レースの仲間、ミュリエルはしばらく前から癌で闘病を続けている。夏休み明け、暫く振りにレースのクラスに顔を出したら、ミュリエルも久し振りだったらしく、先生のマーガレットが飛び付いてハグしたのだった。大腸癌が他の臓器にも転移して、手術も不可能なのだと云う。


両親が訪英すると言ったら、近郊の名所チャッツワースのパンフレットを持って来てくれたミュリエル。レースの道具を自作しようとしたが発砲スチロールが見付からなくて困っていた私に、今ちょうど冷蔵庫の梱包材があるわ、と言って発砲スチロールを持って来てくれたミュリエル。


歳上の友達を持つと、こんな悲しい想いをしなければならないのだって、発砲スチロールにカッターを入れられないで居る。


痛みをペインキラー(鎮痛剤)でコントロールして、彼女は毎日をポジティヴに過ごしている。