ヴェテランズ・デイ(退役軍人の日)
ピンボケ写真で申し訳ないが、ここはノッティンガムの2大ショッピングセンターの一つ、ヴィクトリア・センター。おじさんが赤い花を売っている。
この時期、皆が胸に赤い花をつけていて、何だろうとマーガレットに聞いたら、ヴェテランズ・デイ(退役軍人)のためのポピーの花なのだそうだ。
11月11日は退役軍人の日、第一次世界大戦の終戦記念日である。ポピーは荒れ野に咲く花で、第一次世界大戦の戦場、ベルギーの戦場に咲いたポピーを模しているのだそうだ。マーガレットはそうは言わなかったが、真っ赤なその花は戦没者の血を表してもいるのだろう。
ポピーの花を売って収益金を退役軍人の為に役立てるチャリティなのだろうと思う。実際に買ってみれば詳しくわかったのだろうが、よその国の軍事に募金するのも変なので写真を隠し撮りするに留めておいた。
アメリカでは当日を祝日にして大々的に祝うそうだが、イギリスではその週末に式典を行なうだけで、今朝BBC1で中継をしていた。
巷では、老若男女問わずつけている。日本では、退役軍人のためにチャリティをし、それを誇示するなんて、ちょっと考えられないかもしれないな、などと考えた。