大英博物館 イギリスでエジプトについて学ぶ。

megumimaginery2005-11-08

大学の3年生の前期の課題は、コンテストに応募することである。この時期、学生向けに沢山のコンテストが開催され、その中から自分で好きなコンテストを選び、スケジューリング、リサーチ、全て自分でマネージし、そこから自分のデザインを広く社会に問う能力を培うのだ。

私は「行きがかり上」、エジプトをテーマにしたコンテストに応募することになった。たまたま、最初に発表になったコンテストについて調べているうちに、抜けられなくなってしまったのである。

最初は「しまった、エジプトなんて興味無いのに」と乗り気では無かったのであるが、大規模なコンテストだったのでそのスタディを支援する企画が潤沢に組まれていて、いつの間にか「エジプト通?」になってしまった。

その一つが、先日ご紹介した「大英博物館」の学芸員による講演であった。そう言えば「大英博物館」と言えばエジプトだったな。ロゼッタ・ストーンも、ミイラも、ミイラになっていない遺骸「ジンジャー君」もここにあるのだった。


大英博物館 http://www.thebritishmuseum.ac.uk/


ヨーロッパではエジプト学が盛んで、ルーブル美術館もベルリンのペルガモン博物館もエジプトコレクションを誇っている。19世紀、古代エジプトの考古学上の発見は主に英仏によってなされたという経緯からだろうか。

日本ではエジプト文明古代文明の一つという位置付けだが、こちらでははるかに人気がある。ヨーロッパとエジプトの交渉史について、私は何も知らないが、ひょんなことからこのエキゾチックな文明に触れることが出来たのは、英国留学における想定外の収獲と言えるだろう。