ルースが亡くなった

megumimaginery2006-02-24

木曜日のレースのクラスメートのルースが火曜日に亡くなった。リンパ腺の癌が再発したということでクラスを休みがちになって2ヵ月足らず、何か治療の副作用があったらしい。


突然のことで、皆呆然としてしまって、まだそれほど詳しいことはわからない。彼女と仲の良かったジェニーも、聞くに聞けないでいるようなのである。


ルースは栗色の髪の毛の大柄なひとで、言動も豪快だった。いつでも、冬の寒い盛りでも、部屋の中ではTシャツでいることが印象に残っている。私がレースに集中しすぎて終りの時間に気がつかなかったら、「一晩中ここにいるつもり?」なんて言いながら、レースの本を呉れたりしたものである。私のちょっとした言動をさりげなく見守って、参考になるようなものを持ってきてくれるところは、退院した自宅からまた入院を余技無くされているミュリエルと良く似ている。仲間が次々に癌に冒されていくことを認めたくなくて、ルースの事は大丈夫に決まっていると思い込んでいた自分にぶち当たる。あの、ホテルのレストランでやった新年会の時、話をしようと思ったのに「そのうちレースのクラスにも出てくるだろう」と思ってしまったことが悔やまれる。


来週の金曜日がお葬式だそうである。授業があるはずだが、遣り繰りして参列しようと思っている。友人のお葬式は7、8年振りでそれは交通事故であった。こういう形の別れが多くなる年齢に、私もなったようである。