消防署

大学の近くに中央消防署がある。ここの紋章がなかなか可愛らしく、素気ないコンクリートの建物にそぐわないような、なごむような感じがする。

こちらでは煙報知機が発達していて、ちょっとでも室内で煙を出すと、すなわち、禁煙の部屋で煙草やマリファナを喫ったり、台所で何かを焦がすと、あっという間に警報がなり響いて消防車がやって来る。個人の家はともかく、大学の寮や校舎では授業中や夜中に警報によって外に追い出されて長時間待たされることがしばしばだった。

セキュリティ重視社会で、杓子定規なところもあるが、それでも確かに火事は少ないような感じもする。台所は殆ど電熱で、暖房は温水セントラルヒーティングで直火が殆ど無いということ、建物が石造であることもあるのかもしれない。

この消防署には騎馬警官の厩舎もあるようで、馬を積んだ車がよく駐まってもいる。