高価なキノコ

megumimaginery2006-01-17

ヴィクトリアセンターの2階のショッピングセンターの市場には昔ながらの八百屋がある。若主人は白衣を着て店頭に立っている。こちらの生鮮食料品屋の店員は肉屋(ブッチャー)も魚屋(フィッシュモンジャー)も白衣を着る。そこから覗く腕に刺青がしてあったり、ピアスを沢山つけていたりして、いかにもワーキングクラスの人という感じで威勢が良い。が、この八百屋の店員たちは物静かな雰囲気で、オーガニックなこだわりの食材を求めるインテリのベジタリアンやグルメ、或いは上品そうな老夫婦達が買物しているのを見かける。


さてこの八百屋、こだわりの野菜と冬場はゲーム(猟獣、猟鳥)を商っている。以前キジを一羽買ったが、体内から散弾が出て来たことがある。天然モノなのでそういうことがあると、店頭の「ゲームを食べよう!」というポスターに書いてあった。


今回は天然モノのキノコに挑戦した。これ、店員に名前を聞いたら「ちょっと忘れたけど、まぎれもないイギリスのキノコで高価なものです。一晩塩水につけてからベーコンの脂でソテーして。」と言われた。これ一個で1ポンド20ペンス、240円位であった。


天然モノであるから、土や枯草などが沢山くっついてもいつので、店員の言うとおりに何度も水を取り替えてよく洗って塩水につけ、ベーコンと共に炒めて、パスタのソースに仕立ててみた。


結果、水につけすぎたからか、量をけちったからか、これと言って何の味もしなかった。いや、調理方にコツがあるのだろうから、また試してみよう。この八百屋に行けば、折々のキノコや誰それさんの野菜などが置いてあることがあるので。