ベルトラムカ - モーツァルトの別荘
プラハ市街地の南西部、スミホフから西に外れると、モーツァルトが滞在した山荘「ベルトラムカ」がある。
丘の斜面の途中の木立ちの中にあって、今でも犬の散歩やジョギングにうってつけの場所である。
観光の中心地から外れていてオフシーズンだったので、誰も居なかった。小さな建物だが、居心地が良い。夏には毎日コンサートが開かれ、「プラハの春」コンサートの会場にもなっているそうだ。
モーツァルトはプラハを4会訪れており、歌劇「ドン・ジョバンニ」はここで完成され、初演された。そのため、プラハ市民はモーツァルトを「名誉市民」と扱い、スメタナやドヴォルザークと並んで、毎晩コンサートの演目に連なっている。
映画「アマデウス」のロケもプラハで行なわれている。これはモーツァルトだからということではなくて、中世の雰囲気を残した街が西ヨーロッパにはもう無くなってしまっているかららしい。