テトリー・ティー

megumimaginery2005-12-05

イギリス人に紅茶の喫茶習慣についてアンケートを行なったら、「私はテトリーしか飲まない」と回答してくれた人がいた。何故か聞いたら、旨く説明出来ないが、例えば某他社のものは香りが好みじゃない、ということであった。友人もテトリー派なのよ、とのことである。


確かにテトリーはポピュラーなブランドのようで、スーパーにも山積みだし、ウチの台所にもルームメイトの誰かのテトリーが置いてある。他にはPGなんていうメーカーもある。テスコやマークス&スペンサーのオリジナルブランドもある。


因みにマークスアンドスペンサーの商品は全てオリジナルブランドである。各メーカーから自分達の規格に合う商品を仕入れたり、オリジナルの商品企画を作らせて自社ブランドとして販売する。衣料品、食品、トイレの洗剤まで全てマークスアンドスペンサーブランドである。イギリスに来た直後、そのことを知らずにお土産用のトワイニングの紅茶をマークスアンドスペンサーで探し回ったことがある。「高級食品を置いているという評判なのにトワイニングを置かないなんてねー」と同行した韓国人の友人と文句を言っていたのだが、ここのブランド戦略についてまだ知らなかっただけだったようだ。


ということでトワイニングやリプトンは日本程店頭では見かけないし、ブランドのプレステージも日本程ではない。写真のテトリーはお徳用パックで、一杯1.7ペンス、3〜4円程度であるが、結構人気である。ただしご覧のとおり、高級感の無い、食欲の減退する寒色系のデザインで、下手をすれば紙おむつか生理用品のパッケージにも見えかねない。