リンカーン

megumimaginery2006-07-02

突然思い立ってリンカーンに出掛けた。ノッツから東へ鉄道で約1時間、トレント川沿いの運河の美しい、カテドラル(大聖堂)とマグナ・カルタが現存する城で有名な小さな街である。


この街を訪れるのは2回目で、急坂の上にある大聖堂や城は以前訪れたので、今回は運河巡りをした。


運河にはナロウボートと呼ばれる細長い船が係留してあって、そこに住んでいる人もいる。リタイアした老夫婦が、運河を巡りながら老後を過ごすという話も聞く。理想的な老後生活ではないか。


船着き場のウォーターフロントにはパブが立ち並び、軒並みワールドカップ準々決勝、対ポルトガル戦を放映しており、表まで人が溢れていた。人垣の最後尾に立つ警護のおまわりさんたちも、スクリーンに釘付けの様子だった。


その後1時間列車に乗ってノッツに帰り着くと、街は目を泣き腫らした人、うなだれた人々に埋まり、イングランドのユニフォームを着た若者が乱闘騒ぎをしていたのである。