アンのスツール

megumimaginery2006-03-08

火曜日のレースのクラスで、ジョイスがスツールを持ってきた。見事なタペストリーワークが施されている。先週、木曜日のクラスに最近参加しはじめたアンが火曜日のクラスに出てきてジョイスに託したものである。手持ちの古いスツールと、友人が作ってくれたタピストリーワークを持っていて、椅子張りの出来る人を探していたのである。


ジョイスはこれを持ち帰り、スツールに張って仕上げて来たのだ。昔の英国婦人は椅子張りをしたのですか、とマーガレットに尋ねると、これは女性の仕事では無い、男性の仕事だ。女性は刺繍などをしていたものだ、という。「ジョイスはとてもクレバーな女性だわ。椅子張りの出来る女性は滅多に居ない。彼女は木工やラタンの椅子の修理もやるのよ」。私はインテリアデザイナーですねえ、と応答した。



スツールの古びた感じと手作りのタペストリーの風合があいまって、慈しんで手作りされたものの雰囲気が漂う。スツールの特に高級品でも無い、普通の品であろう所が、また良い。


火曜日のレースのクラスでは皆レース以外の手作りの自慢の品を持ち寄って、おしゃべりする。私も学校のコレクションを持って行ったら、皆が服地を探してくれることになった。