バター

megumimaginery2006-02-07

イギリスのバターは美味しくて安い。250gで1ポンド、200円前後である。牛乳500mlで70円生クリーム200mlで60円と、乳製品が主食の一つたる所以である。イギリスだけでなく、ヨーロッパ全般でバターは安くておいしいものである。


さてこのバター、イギリスでは有塩バターが一般的で、大陸ヨーロッパでは無塩バターが多かったように思う。日本では有塩が多く、お菓子を作るのに適した無塩バターは中々手に入らずまた高価なので、どうしても塩気をつけたくないお菓子に限って使うようにしていたものだ。


無塩バターはちょっとすっぱいような味と乳臭さが混じりあい、独特の風味がある。が、私は有塩バターが好みである。バターは塩の味を引立て、また塩がバターの味を引立てるように感じるからである。


この日曜、ロンドンのケンジントン・パレスのオランジュリー・ティールームでパースニップとリンゴのスープにフレッシュ・リーフ・サラダとチーズ・スコーンというものを頼んだが、きっちり塩味のきいたおいしいバターがスコーンに添えられていた。