テスコにあるもの、マークスアンドスペンサーにあるもの

megumimaginery2006-01-22

このテスコのトマト缶、15ペンス、30円である。これは「ヴァリュー」シリーズで、もう少し高いものもあるが、味の違いは試したことが無いのでわからない。他にも小麦粉1.5kgで54円、なんてものもある。おおむね品質は良好だが、例えば500gで50円位のパスタはちょっといただけない。


そして上のマークスアンドスペンサーの山羊チーズは、少量おためしパックで200円弱。こちらの商品は全てマークスアンドスペンサーのブランドが冠してあり、そのため、商品は加工食品、半調理品が大半を占め、調味料とか、小麦粉など原材料になるものは殆ど無い。


よって、マークスアンドスペンサーはテスコよりは高級感のある位置付けにあるが、料理にこだわりたい人はここだけで満足することは出来ない。働くキャリア女性向けに「私達は味付けにもこだわっています」、的なマーケティングを行なっている訳である。


マークスアンドスペンサーは基本的にデパートであるから、その食料品も日本の「デパ地下」とスーパーの中間位のポジショニングにあり、また衣料品、その他生活用品などこちらで言う典型的な「中産階級」向けの店である。ここに行けばイギリスの典型的な「中産階級」を垣間見ることができるだろう。


その点、テスコはごく普通のスーパーマーケットのマーケティング手法を展開している。ウォルマートや、カルフールイトーヨーカドーと同じだ。