火曜日のクリスマス・パーティ

megumimaginery2005-12-21

レースの火曜日のクラスのパーティが昨夜あった。


いつものようにマーガレットの家に寄ったのだが、道路が空いていたので予想外に早くついたので、ロンに紅茶を入れてもらった。マーガレットはキッチンで洗い物をしていたので夕食を済ませたのですか、と尋ねると、ロンは今日はエッグソルジャーだけだったんだよ、と言う。半熟卵にパンをスティック状に切ってトーストしたものをつけて食べることをそう言うのだそうだ。マーガレットの車は木曜日のパーティに出られなかったアンを拾ってイルクストンへ向かう。夜空に星が出ていて、今夜は寒さが少し和らいでいるようだ。


朝から一日がかりで巻寿司と鳥の唐揚をこしらえて行ったのだが、皆日本食は初めてだわ、など言いながら食べてくれた。私の印象では案外日本のことは知られていない。他の皆の持ち寄ったメニューは、海老トースト(セサミ・トースト)、春巻き、サモサ、一口ピザにパイなど、基本的にスーパーで売っている冷凍食品をオーブンで焼いたり揚げたようなものなのだが、中華やインド料理はあっても日本料理は無い。巻寿司など、日本でなら出来合いを買って来るほうが簡単で美味しかったりするので巻寿司なんてしたことがなかったけれど、こちらでは自分で作らないと高級レストランに行くしかなくなる。ネタだって、スモークサーモンとアボガド、カニ風味カマボコに胡瓜位しか無いのである。


マーガレットはワサビが気に入ったようで、巻寿司も唐揚も沢山食べてくれた。気を遣ってくれているのかしら、とも思ったが、そうでもないようだ。「ロンはお米は食べないのよ。イギリス料理ばっかり。ローストビーフとか」ということで食べたことが無かったのだろう。


イギリス人は個人主義で、今ロンドンで日本食がブーム!!みたいなことを言っても、個人レベルで取捨選択がされ、一斉にブームに走るというところが無い。保守的と言われる所以だろう。しかし、私のような外国人がレースをやりたいのだ、と言って押しかけてもちゃんと受け入れてくれる。それだけに、自分が関わる人達にはきちんと日本のことを伝えないといけないな、と思う。