森のイングランド
久しぶりにノッティンガム城に行ってきた。自宅から徒歩2分、週日はノッティンガム在住者は無料、図書館のカードを見せれば良い。ビジターでも300円位だが。
中世以来の名城で、城だから高台にあり、ノッティンガム一体が見渡せる。午後2時、朝方雨が降ったあとの小春日和の晴天はあとわずか2時間程だ。城から北東にはロビンフッドのシャーウッドの森、北西に行けばD.H.ロレンスの生地イーストウッドがある。
イギリスの森と言えば、パリのブーローニュの森、ドイツのシュバルツバルトと並ぶヨーロッパ三大森、と言うことが出来る。シャーウッドの森、「チャタレイ夫人」の森共にイギリスを代表する森だ。イギリスの森については下記の「森のイングランド」に詳しい。
森のイングランド―ロビン・フッドからチャタレー夫人まで (平凡社ライブラリー (202))
- 作者: 川崎寿彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1997/06/01
- メディア: 新書
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イギリスの森は照葉樹林であり、欝蒼とした、というイメージはあまりない。シャーウッドの森については、石炭を多出する痩せた土壌のため樹影は比較的薄く、多種のクモが棲息するのが特徴であると、現地の案内表示板にあった。
アウトローの棲家、或いは生=性の解放を促す結界、というよりは牧歌的な田園の延長というのどかなイメージの森ではある。私の感受性が鈍いだけかもしれないが。