ブロクストウ・カレッジ

megumimaginery2005-12-03

火曜日のレースのクラスには、マーガレットに車で連れて行って貰う。彼女の家に18:30集合なのだが、その日少し早く着いたので、近くにあるブロクストウ・カレッジを覗いて時間を潰すことにした。


ここはチルウェルという小さな町のコミュニティ・カレッジで、音楽とかビジネス、旅行業や助産婦の資格取得など、実務に即したコースが充実しているようだ。18:00頃でも事務所が開いていて、夜のクラスもあるらしい。


学校というよりは、病院の受け付けのようであるが、古いながらも清潔に保たれた校舎で、それに比べるとウチの大学は汚くて、時に殺伐としてすらいる。若者の傲慢さ、残酷さを感じさせる空間なのだ。


このカレッジは、成人教育、実務教育が中心で、学生は大人-失業者、移民、年金生活者などで皆熱心だから、壁に落書きしたり、ドアを蹴破ったりはしないのだろう。こういうところに来ると、イギリスの成人教育、生涯教育の充実度を見ることが出来る。


イギリスの大学進学率は20%程度だと聞く。この国の大学教育はいまだにお坊っちゃん、お嬢ちゃんのお道楽、贅沢な選択の部類に入るようだ。