映画3本立て

昼夜ひっくり返ったままの生活が元に戻せない。今日は15:00起床。15:30の映画の前売を買っていたことを思い出して、あわてて家を飛び出し、行く先は『ブロードウェイシネマ』。ブロードストリートにあるのでブロードウェイ、です。予約していたのは今更の『少林サッカー』。これに勢い付いて、計3本観てしまった。残り2本はイギリス映画、Amma Assanteの『A Way Of Life』とマイク リーの『Vera Drake』。A way of Lifeはウェールズ地方のシングルマザーが、自堕落な生活を送った挙げ句、最後に子供を当局に奪われてしまうお話。イギリスの下層階級の人々の暮らしは、真に迫っていた。日本に居たときは、こういうザラザラした雰囲気をスタイリッシュだと思ったものだけど、今だと余りにリアル過ぎて、ちょっと痛い。Vera Drakeはベネチア国際映画祭他幾つもの賞を得た作品だ。1950年代のロンドン、家政婦として忙しく働きかつ家族想いの働き者主婦ヴェラドレイクには秘密があった、、、。近く日本でも公開されそうなので詳細はぼやかしておきますね。やはりこちらにいると、イギリス映画が沢山観られますね。ケンローチ、マイクリー、マイケルウィンターボトムなど、しょっちゅうやっています。でも、先に書いたとおり、イギリスのリアルな生活は、今の私には、ちょっと痛い。日本で日本映画がちょっと痛いのと同じ感じ。ちなみにこちらは映画は安いので沢山観られます。今日観た映画は全て1本3ポンド70(700円強)。最近少し円が強くなったのでやれやれです。かつて学部入学前の英語クラスの先生が、『アートの学生が映画を観ないなんて』と言いながら、大量に課題を出すので弱っていたのですが、今はようやく映画を観る余裕が出来ました。でも、来週から学校が始まったら、それどころではないのだろうな。
しかし、英語の字幕はキツいが、英語映画で字幕が無いのはもっとキツい。